ゆるやか100%

日々のあれこれをゆるやかに楽しくつづるブログ

2015年09月

IoTプロジェクトが進んでいるようです。
ヤフーがIoT領域に参入――2015年春に“IoT向けのBaaS”を提供
家電とウェブサービスがつながる ヤフーがIoTのためのアプリmyThingsを公開

最近IoTがキーワードになっているので、ニュースもこれに関連したものを興味深く読んでいます。ヤフーが提供する「myThings(マイシングス)」は様々なサービスと連携して利用者が便利になるように工夫がこらされています。個人的にはスマートキー「Akerun」が鍵のかけ忘れに一役買ってくれそうだなと思っています。
フォトシンス、スマートロックがハンズフリー解錠とスマートウォッチに対応


個人的な意見になるのですが、IoTでまずインターネットにつながなればいけないのは貧困層とされる人々だと思います。現在、IoTというものに馴染みがある人々はITリテラシーが高く、いわゆる富裕層とされる人々だと考えます。もちろん、IoTに限らず新規の物はそういった人々から徐々に取り入れられていき、末端の貧困層という人々に浸透していくものです。ただ、自分はまず、ITが現在生活に入ってきていない人々にこそ使われていってほしいと思います。

自分も決してITリテラシーが高い層ではないと思います。使っているソフトウェアは限られていますし、プログラミングができるわけでも情報工学に精通しているわけでもありません。スマートキ―のAkerunが便利だなと思いますが、なぜそれを取り入れないのかというと、「取り付けの手順がわからない」からだといえます。

すべての貧困層に共通していることかもしれませんが、貧困が生み出す物の1つに「無知」があります。自分もそうなのですが、「次に何をしたらいいのかわからない」というところがあります。能力が達していないからわからないんだろう、と思われるかもしれませんし、実際そういうところがあると思います。今は少しマシになりましたが、以前もっと思考力が低下していたときは「皿を洗う解決法」が思い浮かばなかったのです。

自分に限っての例ですが、「流し台に皿がたまった、困るな」とは思うのですが、体も頭もそれに対する対処法を「そもそも導き出せない」ということがありました。「洗って片づける」がどうしても頭に描き出せないのです。世の中にはこれよりも大きな問題があるでしょう。「視力が悪くて物が見えない」ことに対し、「じゃあメガネをかけよう」と対処できるのは、世の中の選ばれた人々だけなのです。

「視力が悪いからメガネをかけよう」という対処法は、そもそも世の中にメガネがあるということを知っている人だから思いつくことであり、メガネをかければ視力が矯正されると知っている人だからこそ、その対処ができるのです。メガネを知らない人、あるいはメガネをかければ視力が良くなると知らない人、または誰かにメガネというものを教えてもらわなければならない人などが、「メガネをかければいい」という対処法を導き出せないことを当人のせいだけにしてしまうのは早計だと考えます。

貧困層に対する教育の行き届かなさが問題を起こしていると考えて良いと思います。貧困層には清貧であることや、贅沢をしない「欲のなさ」が求められる場合が、提示されない暗黙のこととして存在しています。お金がないからスマートキ―を買う余裕もない、と言ってしまえばそれまでなのですが、スマートキ―を買って便利になることが「貧困層には許されない」暗黙の了解としてあるように感じます。

「スマートキーを使ったら便利になるじゃない、かけ忘れだって防げるのに、なんで導入しないの?」と聞かれたら、「誰かが取りつけてくれてアプリの設定もしてくれたら、導入します」と答えます。こういう考えに至ってしまうのは、教育不足(知識不足)、あとは「貧困層のくせにスマートキーなんて必要ないんじゃ?もっと稼げる方向にお金使いなよ」という批判もあるだろうなと予測できるからです。

知識(情報)が入ってくる妨げの1つに、字が読めないとか理解する能力がないという理由のほかに、「自分は知識を得た先で幸せになってはいけない」という、アダルトチルドレン的な思考が妨げになっています。これは教育不足のせいだけとは一概に言えません。成育歴という、自分の意志では選択できなかったことが要素に入ってくるからです。

IoTが貧困層の人々にこそ浸透してほしいと願うのは、誰かにアドバイスされたり、情報を取りに行かなければならない人々に「これをできますよ」と機械が教えてくれる役割を担ってくれると考えるからです。

たとえば役所でやらなくてはいけない失業保険の手続きや、引越しの時の住民票などの手続きなど、やっている当人は目の前のことに集中しているため、書類作成忘れ・提出忘れなどが頻繁に起きているといえます。自分も経験者です。こういう、自分では気づかないことを代わりにやってくれる(代わりにやってくれる、だとジュイスですね。現在の技術だと「書類を忘れていますよ」とメッセージで教えてくれる)ことが可能になるのがIoTです。

これが日常生活で確実に役に立つのは、情報が存在していることも知らない、情報がそこにあるという発想すら思い浮かばない貧困層の人々ではないでしょうか。特に、障害者手帳を持っているような方々や高齢者といった場合は孤立しやすかったりするので、「インターネットにつながることで今何をしているか把握できる」というのは非常に有益な活用の仕方だと考えます。

将来的には、たとえば一人暮らしの高齢者の家をIoT化して、スマートキーの開け閉めの回数が極端に減ったら、家の中で倒れているかもしれないので地域の担当者が見回りに行くなどの対処ができます。他にも、ギャンブル依存症の人がお金を何に支払ったかの情報を蓄積し、やたらに大きな金額を短期間で使っているようなら一定額以上のお金が使えないようになる、という対処もできます。

IoTはまだ始まったばかりですし、今はコンピューター同士のやり取りだけで済むもの(テレビ番組を逃さない、温度計が一定以上になったらメールで知らせるなど)を扱うことが中心ですが、きっともっと発展していくときが必ず来ると思います。そのときIoT製品開発のモニターは、健康でITリテラシーの高い教育ある人々よりも、貧困層や高齢者といった困った何かを抱えている人々を基準としてリサーチを取り、それを製品にフィードバックしていくようにすれば、「最初からバリアフリーの誰にでも使いやすいIoT」になっていくと考えます。

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猫を撮っていたら偶然風が吹いてきて、額で風を受け止め目を細める猫を揺れる草陰から撮影していた、その時の写真を絵に書きました。涼しいながらも静かで穏やかな、気持ちの良い秋風でした。

押し花の作り方を見つけたので実験してみようと思い、作ってみました。道具に限りがありましたが、ほぼ動画通り作っています。
参考動画:レンジでチン!かんたん押し花

準備物


・押し花にする植物(今回はヒメヒマワリ、ツユクサ、ネコジャラシなど)
・ダンボール
・輪ゴム
・ティッシュペーパー
・重し用の皿(今回は丼を使いました)

作り方


1、植物をよく洗います。葉っぱの裏に虫の卵や泥がついていたりしたらよく洗い流します。今回はアリがついていました…。

2、ダンボールの上にティッシュペーパーを敷き、水気をきった植物を一本ずつ置きます。その上からまたティッシュペーパーをかぶせ、ダンボールで挟みます。輪ゴムで止めてずれないようにし、電子レンジで約1分加熱します。(600W)

レンジで加熱するとき、動画では上下に重しの皿を置いていますが、なかったのでレンジの庫内に直接置いています。上からだけ、重しとして丼を置きました。

3、1分弱加熱したら取りだします。加熱しすぎると焦げると書いてあったので気をつけました。加熱途中でなぜか輪ゴムがレンジの中で切れる現象が発生しました。(古い輪ゴムだったので耐熱性は低かったのだと思います)

4、取りだしたら冷まします。写真はヒメヒマワリの茎と葉っぱをダンボールの上で撮った写真です。
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5、完成です。
ヒメヒマワリ
ヒメヒマワリ.JPG

ヒメヒマワリの花だけ。フラッシュが反射して見づらいですが、花の中心はペッタンコにはならずに少し盛り上がった仕上がりになっています。重しをもっと重くすればペッタンコになったと思います。
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ネコジャラシ
ネコジャラシ.jpg

ツユクサ 花はしおれてしまったので取り除き、葉っぱと茎だけ加熱しました。デジカメのバッテリーが切れてしまい、スマホで撮ったので少し暗いです。
ツユクサ.jpg

名前がわからないのですが雑草 子どもの頃は逆さまにした様子が花火のように見えるということから、ハナビ草と言っていました。
ハナビ草.jpg

感想


ネコジャラシの穂の部分やヒメヒマワリの中心部は完全にペッタンコにはならなかったですが、葉っぱや茎はペッタンコになりました。花でなくて雑草の葉っぱでやるというところにセンスが現れています(笑)ラミネート加工など好みでしてもいいと思います。

雑草でやったからかもしれませんが、加熱中、植物が持つ独特の薬草臭のために少し気分が悪くなりました…。家庭菜園のハーブなどだったらニオイは気にならないかもしれません。一番ニオイが強かったのがヒメヒマワリで、冷めた後も残りました。一応実験ができればそれでよかったので、写真撮影後に今回作ったものはすべて捨てています。やってみる場合は換気をしながら作成することをお勧めします。

今回は厚みのないもので作ったのであっさりとペッタンコになりました。旅の思い出に取ってきた植物を保管したいときなど、簡単にできる押し花に加工してみるのも良いと思います。

キットを使うとキレイに作れそうですね。

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作った押し花をこういうマーケットサービスで販売してみるのもいいですよね! ネットショップを無料で簡単に始められるのはBASEでしょう。出品が簡単にできるウェブサービスを使わない手はありません(^◇^)

素敵なものはどんどん販売していきましょう!

最近見かけた記事で、興味深い対談がありました。
リーダーに必要なのは「上へ怒る力」と「立ち食い寿司」!? ベテラン編集長に聞いてきた(リンク先:ジモコロ)

オモコロ編集長・原宿氏が「編集長とはどういったものなのか?」という切り口から対談が始まっています。記事の中にある、「太陽の代わりにパソコンの光を浴びながらすくすく育ってきた人たち」には笑ってしまいました(笑)。自分もPCが(絶対に殴って来ないという理由から)人間より親しみがあるタイプですので、この感覚はよく理解できます。

以前に、宮脇氏の世代の人が自分の上司という状況だったということもありましたが、やっぱり「怒る土壌」の中で育ってきたんだろうなと感じます。この世代の方々は「怒る」ことで、怒られたほうが「奮起する」を期待して怒っているのだと自分は解釈していました。自分の場合は、子供の頃から怒られて否定されるというほうが多かったので、記事内にもあるように、「怒られると委縮する」タイプです。能力が足りないからだと思うので、怒られる関係を作らなければならないなら、「最初から作らないほうが良い」と判断しています。

怒りとは上司―部下という関係の中でよく見受けられるものかもしれませんが、そんな中でも宮脇氏が「立場が上の人に怒らなきゃいけない時なんです。」という発言しているところには「なるほど!」と思いました。続けて、「例えば仕事のクライアントさんに理不尽な要求をされたりして、編集長が何も言わずにそれに従ってたら、自分の下の編集者やライターにシワ寄せが行くわけじゃないですか。そういう時に『それは違いますよね』って、相手が偉い人であろうが堂々と言えることは、編集長として大事だと思います。」とも言っています。

「正義をどこに置くか」という話でもあるかと思いますが、「仕事を円滑に進めるために排除しなければならない敵」が社内の人間や上司や部下、この対談の例だと編集長とライターという関係の中で置いてしまうと、不要な対立ができる構造になります。「敵」をどこに置くかと考えた場合に、「無理な要求をしてくるクライアント」に敵の立場を担ってもらうというのは、編集長とライターあるいは上司と部下といった立場を結束させるには良いのかもしれません。

自分としてはあまり「敵」というポジションは置かないで「すべてが味方」という状況が一番いいと思いますが、競争のほうが向いている人にとっては、ある意味で「敵」の立場を、結束の為と納得した上でクライアントなどの立場の人に引受けてもらうほうが良いのかもしれません。

ジモコロは他にも、地元×インターネットな記事を発信しています。

自分の「苗字」と同じ土地に行ったら衝撃の事実だらけだった
こちらの記事は博識な先生にいろいろお話を伺う内容です。読んでいるほうとしても「そういうことがあったのか」と知るのがおもしろいですし、教えてくれる先生もご高齢であることを感じさせません。ドラクエのように、小さなヒントが大きな実りになり、ふれあいの様子が心温まる内容になっています。

【復興】震災から4年半、福島で1000年続くお祭り「相馬野馬追」を見てきた
震災復興の様子を衒いなく伝えてくれますね。原発近くに住む人々の話を身近に感じられます。

【伝説】クワガタとタケノコで大稼ぎ! 謎の農家「風岡直宏」はなぜフェラーリを買えたのか?
取材されることが少ない方のようで、ネットのいつでも見ることができるところに、記事として公開してもらったのはいいなあと思いました。「情熱大陸で密着取材されたい」とおっしゃっていますが、そのうち実現するだろうなと思います。

宮脇氏と原宿氏の対談の中にあるように「怒りを原動力として社会問題を表現してきた」人から見ると、現在の「笑い」などが中心になっているメディアは「ゆるい」「ぬるい」と評価されてしまうのかもしれません。でも、少なくとも自分は「パソコンの光を浴びてすくすく育ってきた」人間の一人ですし、怒りに親和性があるわけでもないです。理想とするのは「皆仲良く」という状態ですし、それが叶わないなら自分は争いがある中に身を置きたくないと考えます。

原動力が違うので、社会問題に鋭く切り込むようなことはできなくても、高齢の方から話を聞いたり、あまり知られていなかった方について記事にしたりするということは、むしろ怒りがないほうが円滑に進むと思います。個人的には、あまり競ったり怒りを使わなくて済む、「好いてくれる人とのふれ合い」のほうで世の中を構成したいと考えます。

WIREDの記事にあった、米海兵隊の「軍用犬ロボ」が初お目見え(動画あり)を興味深く読みました。(リンク先:Wired.jp)

危険な場所への軍用犬の偵察任務を、代わりにこの「Spot」が行えるよう、試験運用中ということです。機械の正しい使い方だと思います。

動画で機能が紹介されていますが、よくできているなと思ったのは横から人間に蹴られても、衝撃を吸収して倒れない作りになっているところです。危険地帯での運用を想定されているということなので、どのような衝撃にも対処できるのは重要なところです。歩き方は斜対歩(右前脚と左後脚が同時に前に出る)になっています。人間と一緒にジョギングしている様子もあります、軽快な足取りの様子に「楽しそうに走ってるなあ」と感じます(笑)

4足歩行ロボットについては、先に知ったのがMITで開発されているチーターロボットのほうです。
MITが開発したチーターロボットは障害物を認識してジャンプ!

こちらは時速8キロで走り、45センチの障害を飛び越えることができます。左右の前足、後ろ足が同時に動くので動きがぎこちなくはありますが、障害物を飛び越えるという性能に目を見張るものがあります。

「Spot」の動画で紹介されている、「横から蹴られても倒れない機能」がPepperに搭載されれば良いなと考えます。こういう方向で物事を考えるのはあまり良くないことなのかもしれませんが、ロボットには対人で起こるすべての摩擦を吸収してほしいと考えています。その代表が暴力の吸収です。

以前「子どもをロボットが守り、代わりに暴力を引き受けてくれるようにする」ことはできるのではないか?と書いています。つまり、Pepper(のようなロボット)には衝撃吸収材が内部に組み込まれていて、親(大人一人分の力)からの暴力を受けても倒れないか、または倒れたとしても内部機構で起き上がることができるようになっているという機能が、未来の世界において一家に一台、または一人一台所有するのが当たり前になるロボットには搭載されていてほしいと思います。

『ひぐらしの鳴く頃に』の世界のようになってしまうのですが、ロボットが暴力を受けたとしたら「ごめんなさい」と音声が発せられる機能をつけてもいいと思います。(=気が済むまで暴力を行使させる。何分間暴力行為が続いて、どの程度の衝撃をロボットが受けたのか、データを蓄積。新しいロボットを作るための改善データとして活用する)

暴力を振るっている人間の状態を解析するという、エンジニアの人にとってはおよそうんざりする工程の上に成り立つ機能になると考えますが、暴力が家庭内において行使される前提の上に家庭用ロボットを作るとしたら、この機能をつけることで「人間がどのようなきっかけで暴力行為に至るか」の膨大なデータ集めができると考えます。

ひいては、Peppperに暴力を振るってOKであるが、そのデータはオンラインで技術改善のためのデータとして保管され、一定の衝撃度(時速10キロ以上で直径10センチの物、例として人間の場合は拳など)が3回以上ぶつかった、または音声で60デシベル以上の発言が30秒以上あった(暴言を言った)、と測定されたら「あなたのやっていることは虐待ですよ」とPepperが音声で言うか、保護組織に自動的に連絡が行く…というような対処ができるのではないかと考えます。

「どこからが虐待にあたるのか」という基準値を設けなければならない、というところから出発する話になってきますし、実際に搭載するとしたら「監視だ」という批判も当然出てくるでしょう。ですが、現代の家庭で起きている「すべて親任せであるがゆえに親子ともどもが負の連鎖に陥り、助けを求められない人々に公的機関が救いの手を差し伸べられない」という問題を解決しようとするならば、「先端技術の結晶のロボット」がその状況に風穴をあけてくれるのではないでしょうか?

最初に出した「Spot」もチーターロボットも、家庭用という用途の上で作られているものではないと思いますが、技術の恩恵はずっと後の未来には家庭用のおもちゃにまで波及してくると考えます。優れた技術をどう使うかを考えるのは人間にしかできないことです。自分はこの技術を「弱者(子ども、そして人間全体)を守るため」に使ってほしいと考えます。

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